旅立ちの日

台風が近づいているせいか、今朝は生暖かく、風がつよい。山には霧がかかり、虫の音が賑やかだ。

昨日、乾燥させていよいよ今日が発送の日。

鎌倉のお料理屋さんへ旅立っていきます。

お気に召していただけるだろうか、という不安と同時に、どんなお料理が盛り付けられるのかというワクワク感もあります。

ひとつとして同じ風合いのない緋襷の器

今回で、父の作ったMS21という粘土が尽きてしまったので、ほかの粘土で代用できないか試験していたのですが、1回目に焼いた買った粘土は雰囲気がちがっていましたが、2回目に焼いたりんご灰釉で、使う粘土と以前父が採掘して水簸した新十津川町弥生地区の粘土を混ぜた粘土がなかなかいい感じで仕上がったので、これからもう少し配合を変えた試験をしてみたいと考えています。

これからの緋襷

今朝のの気温は19℃。日の出まえの4:30に目が覚めた。14℃だと寒くて外に長いこといられないけれど、19℃だと柔らかい風が心地よい。そして、ほのかに空がピンク色になった。

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昨日は、緋襷の菱形向付の最終チェック(高台のぐらつきをなくしたり、手に当たる尖った部分をやすりで落とす作業をしてから、検品。前回別な方から重さの違いを指摘されていたので、今回は重さもチェックして、なるべく重さの違いが大きくならないように確認)をしてから、選別し、そして、焼成した時や仕上げをした時にでたチリをとったり、器に一度水分を含ませることで汚れを付きにくくするため、器を鍋に入れてお水に浸して弱火でコトコト煮る作業を行いました。沸騰した後、まる一日置いてから十分に乾燥させて、梱包作業に入ります。

まだ藁を巻いてない器が残っているのですが、ストックしていた藁がなくなってしまったので、個人で無農薬でお米を作っている友人からや、田植え後に一度だけ除草剤をかけ、地上部には農薬をかけない農家さんからも藁をいただけることになり、もう1〜2窯緋襷の窯を炊くことになりそうです。みなさんのご協力に感謝です。

今は、菱形の向付だけですが、ビアマグや一輪挿しができたらなと思っています。

藁のカスなどを取って水洗いして乾燥しているところ
使い始めに弱火でコトコト沸騰させ、火を止めた後一日そのままにしておきます

本命の窯出し(緋襷)

本焼きが終わった緋襷の菱形向付が25個びっちり入った窯を開けてみました。

ぱっと見た感じでは、上段はいい感じ。ひとつずつ灰になった藁を取りながら、器の表情が現れてくるのは、なんとも言えない楽しさです。これが、あまりうまくいってなければ、哀しくなってくる作業でもあります。

焼き上がった器
灰になった藁を袋の中に落としていきます
裏面も落とします
藁を落としてそれぞれの表情が現れました
意図した感じで仕上がるのは極僅かです
側面に藁の筋が残っています
これから、高台(底)を磨いて滑らかにします

北海道の夏は忙しい

藁巻き

昨日、いいペースで緋襷の藁を巻く作業が終わったので、今日は昨日巻いた藁を整える作業から。

昨日の作業がうまくいったのは、長さが程よかったのと、4年前の藁で水につけるとかなりしなやかになって巻きやすかったのかなと想像しました。

結局、今日窯に入れる分はなんとか足りたものの、まだある分は今年刈り取った藁を使うことにしました。

水分が多かったので、ドライヤーで半乾きにして、少し時間を置いてから窯詰め。

藁の長さを揃えて束にして器に巻く準備中。

灰の水簸

北海道の水は冷たく、冬は水道が凍ることもあるので、灰や粘土の水簸(すいひ:水に晒して篩で漉す作業)は春から秋、特に夏に集中してすることになります。

灰を頂いている纏祝堂(まといほぎどう)若林さんから、冬の間に溜まった灰を取りに来てほしいと言われたので、慌てて水簸をしました。

午後から日陰になるので、夏日とはいえ、心地よい風も吹き、外も気持ち良く、淡々と作業を進めることができて、ほっとしました。

本当は天日干しがいいのでしょうが、窯の熱で乾燥させています。

樫とブナの混合灰。水に何度も晒してアルカリ成分を抜いてから、水簸します。

窯焚き

さて、今日はいよいよ緋襷の窯焚きの日。夜から焚いて、夜に終わるというスケジュール。酸化焼成なので、普段やっている還元焼成に比べて緊張感は少ないものの、それでも今回は納品が迫っているので、窯出しがドキドキです。

夜9:00スタート

お泊り〈二風谷ヤント〉

異例の一週間の夏休み、最大のイベントは、お泊まり。

白老に今年オープンした国立博物館ウポポイとは違うところで、同じアイヌの里として知られる二風谷(にぶたに)。

1日目は旧マンロー邸、伝統的工芸品のイタ(木彫り)を見るだけで、あとは、ゲストハウスでゆっくり。

リビングルームでの知らない人との会話もおもしろい。

旧マンロー邸
クッションにも木の皮から織った繊維が使われている
持参した器でいつもと違う雰囲気で撮影
いろいろな会話があり、楽しいひと時でした

#二風谷イタ #二風谷ヤント #ゲストハウス二風谷ヤント #旧マンロー邸  @ Nibutani