メロン灰青白磁の釉調合試験(その2)

まだ工房が寒いので、暖かい日を選んで、少しずつメロン灰を篩い、長石と珪石、カオリンを乾燥させてから篩い、なんとか2回目の釉薬試験の準備が整ってきました。
21パターンを計量しながら、乳鉢で擦って滑らかにし、それをテストピースに掛け流す、という単純作業ではありますが、流れができるまでは結構厄介です。
掛け終わった後の釉薬は、集めて試験として小さな器に掛けて焼いたりするので、きれいに集める方法を考えてみたり、室内が汚れないようにするにはどうしたらよいかを考えてみたり。
改めて記載してみると、案外主の部分以上に裏側というかそういう部分に気を遣っているのかも知れないなと感じました。

3月ものころわずか。今年は少し工房で作業できる期間を長くできたらなと思いながら、今できることから準備中。

原材料のこと

食べものには原材料表示があり、着るものには品質表示があります。そういった表示を気にして(信じて)、ものを選択するように自然となっていきました。食べもの非常に身近な存在なので、どこでどのように作られたものなのか自然と知りたい気持ちになります。そういう延長で、自分が作る器の原材料についても知りたい、できるだけわかっていたいという気持ちが湧いてきます。

基本的に父が進めていた灰釉という技法を受け継ぎ、指導を受けながら活動をする中で、ちょっとした分岐点があったとしたら、「原材料表示できるものづくり」というところだったように感じています。

原材料は誰がどのように作っているのか?

これからの旅は、

・益田長石を産出している島根県の西日本鉱業様
・天草陶石から磁器土を出荷してくれている渕野陶磁器原料様

に行ってみたいと思います。(器にわずかに含まれる珪石、カオリンについては、原産地等不明)

父が作ったもの:
羊羹(北海道産小豆、甜菜糖、塩、寒天など)
メロンの灰

旅立ち

甥っ子が4月から一人暮らしを始めるという。
お祝いに新生活で使う器がほしいとのこと。
この10年で作りためた器たちが山陽の地へ旅立つ日はもうすぐだ。

▼最近進めているメロン灰青白磁の釉薬試験の画像

メロン灰青白磁

2024年夏から始めたメロン灰青白磁の調合試験。
2025年は21種3パターン、63個のテストピースを焼成、小物に施釉するも熱膨張係数が合っていないようで、貫入が入ってしまいました。

今年は、改めて5パターンの試験を実施予定で、現在、テストピースの素焼きに向けて準備中です。

Screenshot
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▼2024年10月ポットミルにかける

▼2024年11月篩う

▼釉薬の試験

▼陶土と磁器土での比較