澱青(でんせい)の準備

雨の日が続いたせいか、朝早く起きることができず、ブログの更新ができない日が続いてしまいました。

霧の朝は、晴れとは違った美しさがあると眺めながら思います。

今週は、次の窯焚きの準備や残っていたタタラ成形の長方皿作り、先日窯出しした器を鍋で煮る作業、灰の水の取り替え、流れた釉薬を剥がす作業などを行いました。

成形直後の長方皿

次回は、10年以上眠っていた澱青(でんせい)という青い釉薬を使って見ることにしました。釉薬が沈殿していて、ほぐすのに時間がかかり、10年の年月の経過を感じながら、作業していました。

釉薬が溶けた後は、比重を測って濃度を合わせます。

その後、前回の反省から、テストピースの全ての釉薬の厚さを測定して、厚くなりすぎないようにしました。

新作の器にいろいろ盛り付けてみました。

りんご灰釉の施釉の難しさ

りんご灰釉は、島根県の増田長石に昔両親が自家精製したりんごの木灰だけを混ぜて水に溶いた釉薬です。(糊材としてヤマト糊を少し添加しています。)

色を出す要素が2種類だけに、釉薬がうまく熔ける条件は厳しく、釉薬の濃度、施釉の厚さ、そして温度が重要なポイントになり、器の一部に釉薬の厚い部分があれば、そこが水色っぽく白濁してしまいます。

全体が白濁すれば、それはそれで綺麗なのですが、なかなか均一に白濁させることも難しく、悩みどころです。

次は初心に帰り、まずは今回の失敗の原因である釉薬の厚さをしっかり測定しながら進めたいと思っています。

白濁したりんご灰釉
パンケーキを盛り付けて
北海道では秋に咲く紫陽花
お花の季節も残り僅かです

カマスの焼霜造り

朝起きたら、うれしい写真が届いていました。

先日まで約3か月取り組んで、やっと納品できた緋襷の菱形向付にお造りが盛り付けられた写真です。

なんと美しいのだろうと、そして、さぞ美味しいことだろうと、朝から写真を肴に日本酒が飲みたい気分。

お魚はなんですか?と尋ねると

「魚はカマスを皮めを炙った焼霜造りです。

器や二色の人参、菊で秋の風合いを演出しながらも

土佐酢のジュレで

爽やかさ(夏の名残)に食してもらう

一品です。」

と説明をしていただきました。

納品してから、どんなふうに使われるのか気になっていただけに、うれしい連絡でした。

さぁ、もっといいものを作れるように精進しよう。

(写真、説明)

田茂戸 田中基哉さん

神奈川県鎌倉市坂ノ下8-25

0467-24-0283

※許可を得て掲載させていただいています。

窯詰の日

夜明け前、今日も金星がキラキラと輝いている。

昨日は、テストピースの仕上げと灰を水に晒したり、水簸した粘度を網目状の袋に入れる作業などして、粘土の水簸は、なんとか今シーズンもう1回くらいできる目処がつきました。

3種類の粘土で14パターンの調合を試験します

今からの悩みの種は、ギフト用の箱の製作。

いい箱を作ってくれるところは、最低でも30個単位からの発注になり、1個からでも注文できるというところは、単価が器の値段以上になるといいます。

それでは、自分で作ってみようかと、週末に札幌で材料を買ってきました。問題は耐久性。まずは、少し小さめのものから作ってみようと思っています。

今日は、窯詰の日。

早めに終わったら、先延ばしにしていた轆轤の練習をしたいと思っています。

夏休みに甥っ子達が作っていった作品も素焼きするために、そろそろ成形も始めたいところ。

昨夜のごはん。ズッキーニと、シーフードのカレーとオクラの食べ比べ(福岡の実家と北海道長沼町sloth+farm)、ミニトマト
今日は霧の日の出となりました

釉薬の試験〈りんご灰×益田長石〉

今、使っているりんご灰釉は、5年前に作陶を始めた時、父の指導で、これくらいの比率でうまくいくだろうといわれてやり始めて、何種類かの粘土を試して今の土に落ち着いていて、釉薬の詳細な試験はしていませんでした。

昨年初めて、灰の精製を行い、できあがった灰を使って長石との調合試験をしました。

そこで、改めて、今使っているりんご灰と益田長石の調合も割合を変えたら少し違った表情になるのでは、と思って行うことにしたのが今回の試験です。

粘土については、信楽の粘土と北海道新十津川の粘土(父が掘り出し水簸したもの)、そして両者を合わせた粘土と3パターンで進める予定です。

今使っている釉薬の調合に近いところは、微妙な変化で調合を変えているので、そのあたりがどういう結果になるのか、楽しみです。

りんご灰を120目の篩で篩っているところ
撥水したテストピース
試験のための計算
今朝のマオイは雲の中。
昨日のスウィーツ、福岡の夫の実家から送られてきた杏里ファームのマンゴー。甘くてとろける〜