


手づくりの器ができるまで〜使ってみる


5月に注文を受けて、久しぶりの制作ということもあって、3か月の猶予をいただきました。5月は主に粘土の硬さの調整と寝かしをし、残量の少ない粘土の替わりに別な粘土で試作を作り、慣れてきた頃にはもう7月。
しかも、じめじめした天気のせいか、6月末は体調が優れず、朝の動きが悪かったので、1日に作業する時間が4時間くらいとなかなか進まないうちに、ちょっと焦りが出てきました。
それでも注文数の倍くらいを成形して、今日、すべての仕上げが終わり乾燥に入ることができました。




伯父が都城のお茶を扱う仕事をしていたり、家にギャラリーがあり、お客様にお茶を出すことが多く、食後にもお茶を飲む習慣があったせいか、お茶には子どもの頃から馴染みがありました。
一人暮らしをするようになって、自分でお茶を入れた時に出る茶殻の量の多さに驚き、毎日飲むものではなくなってきました。それでも、お茶を飲むと落ち着くという感覚があり、煎茶、ほうじ茶、紅茶、麦茶は常備していた記憶があります。
夫の実家のある福岡県の奥八女、八女市黒木町(黒木瞳さんの出身地)にあるいりえ茶園は、無農薬栽培でお茶を生産しています。
このお茶をいただくための煎茶碗を作りたいーーと轆轤(ろくろ)の練習を兼ねて2019年の春に成形を始めました。
使ってみると、貫入(釉薬のヒビ)にお茶の色が入り込み、陶器ならではの味が出てくるのですが、貫入が入ることで、はじめは見えなかった内側のラインの揺れ(コテがきちんとあたっていないことによる)、口の部分の揺れが目立ってきました。
前回作った時は、大きさを揃えることができなかったので、その点も課題です。
久しぶりに朝の一煎、50℃で入れた玉露は、何とも言えない柔らかい甘さでした。



最近、玄米にはまっている。何とも言えない芳ばしさがお気に入り。