りんご灰釉は、島根県の増田長石に昔両親が自家精製したりんごの木灰だけを混ぜて水に溶いた釉薬です。(糊材としてヤマト糊を少し添加しています。)
色を出す要素が2種類だけに、釉薬がうまく熔ける条件は厳しく、釉薬の濃度、施釉の厚さ、そして温度が重要なポイントになり、器の一部に釉薬の厚い部分があれば、そこが水色っぽく白濁してしまいます。
全体が白濁すれば、それはそれで綺麗なのですが、なかなか均一に白濁させることも難しく、悩みどころです。
次は初心に帰り、まずは今回の失敗の原因である釉薬の厚さをしっかり測定しながら進めたいと思っています。