こんな時でも。

今日は、父方の祖母の12年祭の法要でした。本来なら10年祭なのですが、コロナ禍の影響で、2年延期。結局、2年延期の影響を受けたのは、私達一家という結果でした。

参加できなかった法要ですが、おばあちゃんのことを少し振り返ってみる。直前になって、おばあちゃんを思い出すものをお供えしてほしいとの依頼が来たけれど、食べ物では、ソルダムが大好きで、この季節に手に入り用もなく、食べ物じゃなくても、お手玉や、あやとり、大晦日からお正月にかけての花札、おじいちゃんが健在の時は、書道など、東庭園の住み込み管理人の仕事をしながら、清貧ながら、風流なところもあった。今はなき、栗林や胡桃の木から実を獲ったり、ツタ桔梗、葉見ず花見ず、つるこけもも、落葉のキノコなど、自然の恵みに囲まれていた。

東庭園を出た後も、私の両親が札幌に転居することが決まっても、ひとり長沼にとどまると、ヘルパーさんに助けられて最期まで、ひとり暮らしを貫徹した。

今でも忘れない、11月の下旬、我が家の敷地に梅の木の苗木を植えるのをおばあちゃんの指導の元作業して、その後、おばあちゃんの好きな焼肉屋さんに食べに行った。その後、おばあちゃんは急遽入院し、あっという間に帰らぬ人となった。

あの時ふつうにお肉を食べてたのに。大好きな焼き肉を食べて幸せだったと思う。

清風は祖母の雅号

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