木灰の精製

冬に水が凍る北海道の夏場の作業として、木灰の精製と土の再生があります。

だいたいが外で水を使った作業になるので、日の当たる暖かい時間帯でかつ日陰のできる時間帯(一応女性ですので)というなかなか厳しい条件で、夏は15時頃に秋は10時頃にするのがいいというのが今年の感想。

藍染をされている紺谷纏祝堂の若林さんから、藍を建てる時に使った天然木灰(鰹節を燻した時に使ったものらしく、少し匂いがします。)を分けていただき、水に浸します。

一日経つと灰が沈むので、上水を流します。この時、貴重な灰が流れてしまわないように慎重に作業します。

混ぜながら再び水を入れて、灰を水に浸します。

この作業を繰り返して、ヌメリがなくなったら、トレイに入れて乾燥させます。

天日干しして、だいたい乾いたら、窯の温度を利用して完全に乾かします。

ここまでくれば、工房内で篩にかけるだけ。雪の降る前の作業がまだ残っているので、天気をみながら作業を進めています。

上空ノ水面 じょうくうのみなも

昨日、晴天のなか、紺屋纏祝堂(まといほぎどう)の若林和美さんの個展『上空ノ水面』に行って来ました。

紺屋というのは、北海道では馴染みがないですが、藍染業のことで、城下町などを旅をしていると紺屋町などという住所があったりします。

前置きが長くなりましたが、若林さんは、「天然灰汁発酵建て」という、昔ながらの木灰からとったアルカリ水で藍を建てるというやり方で藍染をされています。

会場の建物には蔦が紅葉して、中に入ると2mを超える絞りの反物が待っていました。

会場の作りも独特で、「どこまで挑戦できるか試したい」と話していた若林さんの力作が溢れていました。
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11月1日(日)までですので、ぜひ若林ワールドを体感してみてはいかがでしょうか。


いよいよ明日から個展スタートです。

今日は搬入日。
小さな古民家を改装した吹き抜けのギャラリーの〝間〟を使う、今回の作品の総仕上げ。
この初めての経験は、私にとって宝物になると朝からすでに確信している。

どんな風になったかな?って、どうぞ観にいらしてください。

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紺屋 纏祝堂 個展
『上空ノ水面』じょうくうのみなも

2020.10.27-(tue.)11.1(sun.)
@TEMPORARY SPACE
11:00-19:00

TEMPORARY SPACE
札幌市北区北16条西5丁目1-8
(斜め通り西向き)

・会期中は定期的に換氣を行いますので温かい格好でお越しください。
・マスクをご持参ください。
・入口にマスクをご用意しています。
ご協力の程、よろしくお願い致します。


補足になりますが、若林さんのところで藍を建てる時に使った木灰を私が精製して今後釉薬の原料に使えたらと試験中です。

冬を前に

週末の洞爺湖キャンプもなんとか天候に恵まれ、楽しいひと時を過ごすことができました。我が家は初のテント泊ということもあり、この時期のキャンプに心配もありましたが、無事朝を迎えることができました。

洞爺湖の朝

栗が大好きな娘が拾ってきたのが栃の実と思われる実。栃餅として食べるのが美味しいらしいですが、栃の実はアクがとても強くて、灰汁抜きがかなりたいへんな作業ということがわかりました。ただ、使うのは、水と灰。どちらも家にあるもの。うまくいくかわからないけれど、ただ今虫出し中です。

キャンプの後は、澱青(でんせい)での本焼きです。父のアドバイスをもとに焼成曲線を初めて自分で修正してみました。結果がどう出るかは明後日のお楽しみ。

釉薬や粘土により、窯の温度を変えて焼成します

今週は気温が上がった日があったので、灰と粘土の水簸をしました。やり出せば半日で終わる作業なのですが、ついつい後回しにしていましたが、そろそろ寒くて水が冷たくなってきているので、灰はあと2回、粘土はあと1回なんとか10月中に終わらせたいと思っています。

水簸しながら見上げた秋空と栗の木
家の裏で工事が始まりました。ここからの眺めとはお別れです…

窯詰の日

夜明け前、今日も金星がキラキラと輝いている。

昨日は、テストピースの仕上げと灰を水に晒したり、水簸した粘度を網目状の袋に入れる作業などして、粘土の水簸は、なんとか今シーズンもう1回くらいできる目処がつきました。

3種類の粘土で14パターンの調合を試験します

今からの悩みの種は、ギフト用の箱の製作。

いい箱を作ってくれるところは、最低でも30個単位からの発注になり、1個からでも注文できるというところは、単価が器の値段以上になるといいます。

それでは、自分で作ってみようかと、週末に札幌で材料を買ってきました。問題は耐久性。まずは、少し小さめのものから作ってみようと思っています。

今日は、窯詰の日。

早めに終わったら、先延ばしにしていた轆轤の練習をしたいと思っています。

夏休みに甥っ子達が作っていった作品も素焼きするために、そろそろ成形も始めたいところ。

昨夜のごはん。ズッキーニと、シーフードのカレーとオクラの食べ比べ(福岡の実家と北海道長沼町sloth+farm)、ミニトマト
今日は霧の日の出となりました

施釉の仕上げが完了しました

霧がかかって湿度が上がったり、台風が近づいたり、満月だったり、それとも薬の副作用なのか、なんだか眠い一週間でしたが、なんとか釉薬を掛けた後の仕上げ作業と釉薬の試験を終わらせることができました。

今日土曜日は、久しぶりに早朝に目が覚めたので、霧というか雲から滴が滴る音を聞きながら、過ごしています。

雲に覆われ滴したたる

先週あたりから、山の上部に建物が建つ工事が始まり、いつもの写真を撮るにも重機が入ってしまうのでで、建物が建ては、25年見続けたここからのマオイの景色が変わってしまうと思うとせつなくてなりません。

今年の夏(冬まで)にしようと思っていたことが、3つあります。

一つ目は、粘土の片づけ

二つ目が、渡り廊下の塗装

三つ目が、側溝の汚泥取り

粘土の片づけと汚泥取りは少しずつすすめているところですが、果たしてどこまでできるだろう?

9月は、藁灰釉の試験や以前父が取り組んでいた澱青(でんせい)という青味がかった釉薬を進めつつ、まだ残っている緋襷の窯を焚き、10月は6月から停滞気味の轆轤の練習、11月は今作っているスタイロフォームの型を石膏型にするなと、やりたいことは盛りだくさん。

今日は、藍染をされている纏祝堂の若林さんから、溜まった灰をいただきにいくので、灰の水簸作業も待っている。

今年の冬は休むつもりだったけど、果たして休むことができるだろうか?

釉薬の試験
水簸前の灰
今回の窯に入れる器