夏から秋へ

立秋を境に明らかに朝の目覚めが悪くなってきました。そして、日の入りも早くなってきて、10月を前にストーブをつけてしまう日も。

次の窯は、今まで焚いたことのない澱青(でんせい)という釉薬とその後継となる釉薬の試験をするということで、毎回窯焚きは緊張するのですが、また少し違う緊張感があります。

釉薬のテストピース

今週の秋空

窯詰め〜窯焚き

台風一過の昨日は北海道もとても暑かった。

ちょうどお昼に窯詰めが終わり、お隣さんから西瓜割りのお裾分けをいただいたので、早速食べてしまいました。

今回の窯には、2種類の試験が入っています。

ひとつは、りんご灰と益田長石の調合割合を変えた時にどのような色の変化がでるかというテストピースで、もうひとつは、以前りんご灰釉のビードロ釉(釉薬が溜まった部分が熔けてガラスのようにキラキラする釉薬)の試験をした時に出てきたほんのり淡い青味がかった白い色がきれいだったので、その釉薬を実際の器にかけてみるという試験です。

今使っている信楽の粘土に施釉したテストピース
信楽土と新十津川土を混ぜ合わせた粘土に施釉したテストピース
父が昔作った新十津川の弥生地区の粘土に施釉したテストピース

早めに窯詰めが終わり、16:00からいよいよ窯焚きのスタートです。600℃までは有機物質が燃焼する時にガスが発生するので、空気穴を開けて焼成します。

小さい窯なので、無駄なスペースがないようにギリギリまで詰めています
上下の歪みが大きくなってしまい、うまくいかない四方皿(右手前)には童仙傍で支えてみることにしました

窯を見に行った帰りに明るい月を発見。

21:30に窯の様子を見に行った時には、金星が輝いていました。

右側に見えるのがたぶん金星

そして、朝からガスバーナーでガスを入れて還元焼成していきます。

朝5:00のマオイ

うまく焼けますように。

施釉の仕上げが完了しました

霧がかかって湿度が上がったり、台風が近づいたり、満月だったり、それとも薬の副作用なのか、なんだか眠い一週間でしたが、なんとか釉薬を掛けた後の仕上げ作業と釉薬の試験を終わらせることができました。

今日土曜日は、久しぶりに早朝に目が覚めたので、霧というか雲から滴が滴る音を聞きながら、過ごしています。

雲に覆われ滴したたる

先週あたりから、山の上部に建物が建つ工事が始まり、いつもの写真を撮るにも重機が入ってしまうのでで、建物が建ては、25年見続けたここからのマオイの景色が変わってしまうと思うとせつなくてなりません。

今年の夏(冬まで)にしようと思っていたことが、3つあります。

一つ目は、粘土の片づけ

二つ目が、渡り廊下の塗装

三つ目が、側溝の汚泥取り

粘土の片づけと汚泥取りは少しずつすすめているところですが、果たしてどこまでできるだろう?

9月は、藁灰釉の試験や以前父が取り組んでいた澱青(でんせい)という青味がかった釉薬を進めつつ、まだ残っている緋襷の窯を焚き、10月は6月から停滞気味の轆轤の練習、11月は今作っているスタイロフォームの型を石膏型にするなと、やりたいことは盛りだくさん。

今日は、藍染をされている纏祝堂の若林さんから、溜まった灰をいただきにいくので、灰の水簸作業も待っている。

今年の冬は休むつもりだったけど、果たして休むことができるだろうか?

釉薬の試験
水簸前の灰
今回の窯に入れる器

釉薬の試験〈りんご灰×益田長石〉

今、使っているりんご灰釉は、5年前に作陶を始めた時、父の指導で、これくらいの比率でうまくいくだろうといわれてやり始めて、何種類かの粘土を試して今の土に落ち着いていて、釉薬の詳細な試験はしていませんでした。

昨年初めて、灰の精製を行い、できあがった灰を使って長石との調合試験をしました。

そこで、改めて、今使っているりんご灰と益田長石の調合も割合を変えたら少し違った表情になるのでは、と思って行うことにしたのが今回の試験です。

粘土については、信楽の粘土と北海道新十津川の粘土(父が掘り出し水簸したもの)、そして両者を合わせた粘土と3パターンで進める予定です。

今使っている釉薬の調合に近いところは、微妙な変化で調合を変えているので、そのあたりがどういう結果になるのか、楽しみです。

りんご灰を120目の篩で篩っているところ
撥水したテストピース
試験のための計算
今朝のマオイは雲の中。
昨日のスウィーツ、福岡の夫の実家から送られてきた杏里ファームのマンゴー。甘くてとろける〜