メロン灰の基礎試験

天草陶石を使ったメロン灰青白磁の基礎試験を始めました。ベースは、天草陶石(九州産の磁器土)と比較材料として、今、りんご灰釉で使っている信楽系の新特こし土の2種。

第1回目の試験は、長石と灰の共融点(釉薬がよく熔けている試験片)を見つけるのが目的です。5%刻みで調合した釉薬を乳鉢に入れ、少なめの水を入れてよく擦り混ぜてから、濃度を調整し、磁器土と陶土のテストピースに付けます。

テストピースは、素焼き後、水拭きし、焼成後に区別できるように、裏面に番号を付します。その後、下部や側面に釉薬が付かないように撥水剤を予め塗っておきます。

180目の篩で篩った昔のメロン灰
ナンバリングして、撥水したテストピース。左側が陶土、右側が磁器土。同じ釉薬でも染み込み具合が異なる。
計測中。メロン灰がグレー、長石が白
乳鉢でよく擦り混ぜる
テストピースを乳鉢に入れ、施釉

この後、比較テストとして、りんご灰でも同じ試験を行い、焼成後、試験の結果を見て、次の段階に進んで行く予定です。

次回以降の試算

紺屋灰の釉試験

昨年いただいて精製処理をした紺屋灰を4月初旬にやっと篩い終わったところ、全部で24.3kgになりました。灰は軽いので、まあまあな量です。ところが、水簸の時から気づいていたのですが、明らかに半分くらい色の違う灰があり、気になっていました。

もともと鰹節を燻すのに使った後、藍染のために使い、その後私のところにやってくるという流れなので、どういう理由で灰の色が異なるのかはよくわかりません。

ただ、この色の違いが釉薬にした時にどう現れてくるのかは確認しておいた方よさそうです。

幸いにして、窯のスタートまでまだ時間があるし、テストピースが2つ入る窯のスペースをなんとか作って今回試験してみることにしました。

白っぽい灰。白い粉は長石です。
かなり濃い色の灰。
乳鉢で摺ってテストピースに掛けて乾燥したところ。明らかに色が違います。

わら灰釉の試験

次回の窯焚きで焼成する澱青(でんせい)という釉薬は、父が20年以上前に調合したと思われるもので、残り50リットルくらいしかないので、その後に使える釉薬の試験を同時に行う予定です。

昔の記憶を辿ってもらいながら、りんご灰、わら灰、長石を使って14パターンの試験をすることになりました。

今回、テストピースの焼成が間に合わず、まずは7パターンを。

どんな結果になるか楽しみです。

釉薬の厚さをなるべく一定にしながら、施釉していきます

夏から秋へ

立秋を境に明らかに朝の目覚めが悪くなってきました。そして、日の入りも早くなってきて、10月を前にストーブをつけてしまう日も。

次の窯は、今まで焚いたことのない澱青(でんせい)という釉薬とその後継となる釉薬の試験をするということで、毎回窯焚きは緊張するのですが、また少し違う緊張感があります。

釉薬のテストピース

今週の秋空

窯詰め〜窯焚き

台風一過の昨日は北海道もとても暑かった。

ちょうどお昼に窯詰めが終わり、お隣さんから西瓜割りのお裾分けをいただいたので、早速食べてしまいました。

今回の窯には、2種類の試験が入っています。

ひとつは、りんご灰と益田長石の調合割合を変えた時にどのような色の変化がでるかというテストピースで、もうひとつは、以前りんご灰釉のビードロ釉(釉薬が溜まった部分が熔けてガラスのようにキラキラする釉薬)の試験をした時に出てきたほんのり淡い青味がかった白い色がきれいだったので、その釉薬を実際の器にかけてみるという試験です。

今使っている信楽の粘土に施釉したテストピース
信楽土と新十津川土を混ぜ合わせた粘土に施釉したテストピース
父が昔作った新十津川の弥生地区の粘土に施釉したテストピース

早めに窯詰めが終わり、16:00からいよいよ窯焚きのスタートです。600℃までは有機物質が燃焼する時にガスが発生するので、空気穴を開けて焼成します。

小さい窯なので、無駄なスペースがないようにギリギリまで詰めています
上下の歪みが大きくなってしまい、うまくいかない四方皿(右手前)には童仙傍で支えてみることにしました

窯を見に行った帰りに明るい月を発見。

21:30に窯の様子を見に行った時には、金星が輝いていました。

右側に見えるのがたぶん金星

そして、朝からガスバーナーでガスを入れて還元焼成していきます。

朝5:00のマオイ

うまく焼けますように。