✨窯出しの音✨を聴きに来ませんか?

窯出しの時には貫入(かんにゅう) という細 かいヒビが入るキラキラという何とも言えない音が聴こえます。 一瞬の音を聴きに来 ませんか?

日時 9月21日(水)13:30-16:00
場所 器づくり池上ふくみ工房
夕張郡長沼町字加賀団体(丘の上珈琲-珈琲考房-さんの裏、カントリーバーンさんの隣、Googleマップ「池上ふくみ」で表示されます)

可窯/池上ふくみ(kayoh ikegami)
Tel 080-5379-1545
https://goo.gl/maps/qLe398BVour3PcfC8

fukumiikegami@gmail.com

安全確保のため、なるべくご予約をお願いいたします。

今回窯出しする器は、長方皿、 六角皿、 小丼、 マグカップ、 薬味皿などです。

窯出し直後の器は、触ると火傷をするほど熱いので、お子さま連れの場合には特にご注意ください。

ほこりアレルギーの方はご遠慮ください。

窯出し〜素焼き

昨日の窯出し。高台の仕上げは後回しにして、次の素焼きの窯詰めです。

冬に内職した型ものと2月に作ったろくろのものを詰め込んで、朝から素焼きが始まりました。

◆第7回アロマと工芸展
2022/4/13(水)〜19(火)
丸井今井札幌本店一条館7階北海道クリエーターズにて

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窯出し〈44回目〉

今回の窯は、酸化焼成の緋襷です。昨年注文をいただいた時に予備に使っていたものと、4年ほど前に作って窯に入り切らずに残っていたものを焼きました。

これまでは、「f」(名前・ふくみの頭文字)という刻印でしたが、昨年作ったものは和食器ということもあり、「ふ」と手書きで彫り込んでみました。

焼いてみると、作った時期により、雰囲気が全く違うことに改めて驚きました。

緋襷は色合いを同じようにするのが本当に難しいので、違いを楽しんで使っていただきたいと思いつつ、藁の付着物を取ったり、底を滑らかにしたりと、寒いので短時間で工房での作業を終わらせて、家でできることはなるべく家で作業するように工夫して極寒の2か月を乗り越えたいた思います。

グレーの澱青

6年前、私が父の跡を引き継いで器づくりを始めた時、父が一部の土と釉薬を託したTさんが、たぶんこの土と釉薬は使わないだろうからと、1組の土と釉薬を手稲から何度も何度も運んできてくれました。

その土と釉薬で焼けるのが「澱青」(でんせい)という文字通り澱みのある青色で、国立博物館で観た中国鈞窯の澱青に近い色だったのでこの名前をつけたと父の資料にありました。

Tさんが手稲と長沼を何度も往復して持って来てくださった重い粘土と釉薬を使いたいと以前から思っていました。

りんご灰釉は淡い色に貫入が入っているので、コーヒーカップやカレー皿など色の強い食材に使うと使い込むほどに貫入に色が入っていきます。

父・岩井孝道作コーヒー碗 1985年頃制作

これは、陶器ならではの味わいですが、やはり綺麗な色のままがいいと思われる方も多いかと思います。

私もあまり強く色が入るのは好きではありません。

限られた原料ですので、前述のコーヒーカップやカレー皿などに限定し、澱青の器を作りたいとおもったのでした。

成形から、素焼きは昨年行い、なかなか本焼きの思い切りがつかず、9月末に父に焼成曲線の確認をして、

10月初旬、窯を開けました。

「え?」完全に失敗でした。

青い色が全く出ていなかったのです。

全くのグレー。

さあ、どうするか。

考えてもしょうがないので、父に見てもらうことにしました。

父の所見は「30℃くらい温度が低い感じ。二度焼きするより、りんご灰釉を焼く時に1つだけ入れて色の出方をみたらよい」とのこと。

前に、娘の粘土遊びをした時に、彼女の希望でりんご灰釉と違う色の釉薬として、澱青をりんご灰釉と一緒に焼いた時、いい色合いが出ていたのを思い出しました。

澱青に使っている北海道新十津川町弥生地区の粘土は、耐火度が低いので、あとはいい形を保ってくれるかの確認をすればよいということになります。

今ある釉薬がなくなった後に使える釉薬についても試験をしましたが、この試験も温度を変えて再度やり直し。

一年の半分が冬の北海道で、今年は工房のストーブを止める暇はないなぁ。

りんご灰釉の窯出し

水曜日の窯焚きの日の暑さを境にすっかり寒くなってきました。

自然と朝目が覚める時刻も遅くなってきている気がします。

日の出の色も暗くなってきました
すっかり秋の雲

今日は、窯出し。

緋襷の窯を2回続けて焚いたので、久しぶりに施釉したものを焼きました。

六角皿をメインに、新作(試作)を数点。

今回釉薬を少し厚めに掛けたのが災いし、テストピースに至っては棚板に貼り付いてなかなか取れない😢

焦って棚板を割っても困るので、新作の楕円鉢を使って、ちょっと早めのランチを食べて気分転換することにしました。

残りものといただきものでワンプレートランチ

この器は、千葉にいる時に型を作って、陶芸サークルで一度焼いてもらったのですが、高台が低く、見込みの底が落ちてしまっていたので、今回は、もっと深い鉢で以前父が作っていた器を真似て、4つ脚で支える形に改良しました。

これに関しては、効果があって、あまり重くならずに器を支えることができたのですが、楕円の形が少し歪んでいたのと、釉薬が流れてしまったのが次回の課題となりました。

今回の窯のメイン、六角皿
小さい六角皿や焼き物皿なども作ってみました

寒くなる前にしなきゃいけないことがたまってきましたが、雪が降るまでまだあと2か月はあるので、計画的に進めたいと思います。