今回の窯は、酸化焼成の緋襷です。昨年注文をいただいた時に予備に使っていたものと、4年ほど前に作って窯に入り切らずに残っていたものを焼きました。
これまでは、「f」(名前・ふくみの頭文字)という刻印でしたが、昨年作ったものは和食器ということもあり、「ふ」と手書きで彫り込んでみました。
焼いてみると、作った時期により、雰囲気が全く違うことに改めて驚きました。
緋襷は色合いを同じようにするのが本当に難しいので、違いを楽しんで使っていただきたいと思いつつ、藁の付着物を取ったり、底を滑らかにしたりと、寒いので短時間で工房での作業を終わらせて、家でできることはなるべく家で作業するように工夫して極寒の2か月を乗り越えたいた思います。