メロン灰青白磁の釉調合試験(その2)

まだ工房が寒いので、暖かい日を選んで、少しずつメロン灰を篩い、長石と珪石、カオリンを乾燥させてから篩い、なんとか2回目の釉薬試験の準備が整ってきました。
21パターンを計量しながら、乳鉢で擦って滑らかにし、それをテストピースに掛け流す、という単純作業ではありますが、流れができるまでは結構厄介です。
掛け終わった後の釉薬は、集めて試験として小さな器に掛けて焼いたりするので、きれいに集める方法を考えてみたり、室内が汚れないようにするにはどうしたらよいかを考えてみたり。
改めて記載してみると、案外主の部分以上に裏側というかそういう部分に気を遣っているのかも知れないなと感じました。

3月ものころわずか。今年は少し工房で作業できる期間を長くできたらなと思いながら、今できることから準備中。

旅立ち

甥っ子が4月から一人暮らしを始めるという。
お祝いに新生活で使う器がほしいとのこと。
この10年で作りためた器たちが山陽の地へ旅立つ日はもうすぐだ。

▼最近進めているメロン灰青白磁の釉薬試験の画像

メロン灰青白磁

2024年夏から始めたメロン灰青白磁の調合試験。
2025年は21種3パターン、63個のテストピースを焼成、小物に施釉するも熱膨張係数が合っていないようで、貫入が入ってしまいました。

今年は、改めて5パターンの試験を実施予定で、現在、テストピースの素焼きに向けて準備中です。

Screenshot
Screenshot
Screenshot
Screenshot

▼2024年10月ポットミルにかける

▼2024年11月篩う

▼釉薬の試験

▼陶土と磁器土での比較

釉薬の再試験

10月末の雪に冬の訪れを急かされて、今週は、計画的に作業を進めることができた。

3パターン、長石と灰の調合比率を変えた釉薬の試験を21種。

ゼーゲル式による釉薬の適合範囲から、
(0.1KNaO-0.9CaO)
(0.2KNaO-0.8CaO)
(0.3KNaO-0.7CaO)
となるように、長石(KNaOを含む)と灰(CaOを含む、今回はメロン灰)の酸化物の成分比率から逆算して、構成比率を算出。

ゼーゲル式の理解には化学の基礎知識が必要で、便利な算出シートなども配布されているけれど、復習も兼ねて、約30年振りに分子量やモル(mol)の計算をする自分用の計算式を作成した。30年前は手計算だったから、大変だったが、計算式を一度作ってしまえば、パターンを変えて計算するのはあっという間に完了する。

基本の構成比率で調合したものとカオリン(2%刻み)、珪石(5%刻み)の3成分で釉薬の試験を行う。

昨年試験した時には、基本の構成比率は(0.3KNaO-0.7CaO)に近い一種のみで、カオリン(2%刻み)、珪石(10%刻み)で行って、よい釉調のものを調合してみたが、焼成温度が低かったのか、前回の焼成では貫入と乳濁が入ってしまった。今回は、試験範囲を広げ、焼成温度を30℃上げてみることにした。

過去に別な釉薬でも想定していた焼成温度(過去に父がやっていた時の温度)で釉薬が熔けなかったことがあったため、焼成温度も上げることにした。

テストピースのための本焼きは、あと5時間還元焼成後、24:00に終了する。
3日後の18日窯出し。