甥っ子が4月から一人暮らしを始めるという。
お祝いに新生活で使う器がほしいとのこと。
この10年で作りためた器たちが山陽の地へ旅立つ日はもうすぐだ。

▼最近進めているメロン灰青白磁の釉薬試験の画像


手づくりの器ができるまで〜使ってみる
甥っ子が4月から一人暮らしを始めるという。
お祝いに新生活で使う器がほしいとのこと。
この10年で作りためた器たちが山陽の地へ旅立つ日はもうすぐだ。

▼最近進めているメロン灰青白磁の釉薬試験の画像

2024年夏から始めたメロン灰青白磁の調合試験。
2025年は21種3パターン、63個のテストピースを焼成、小物に施釉するも熱膨張係数が合っていないようで、貫入が入ってしまいました。
今年は、改めて5パターンの試験を実施予定で、現在、テストピースの素焼きに向けて準備中です。






▼2024年10月ポットミルにかける
▼2024年11月篩う

▼釉薬の試験


▼陶土と磁器土での比較


径 約五寸(15cm)高さ(4.5cm)深さ 約一寸(3.3cm)



10月末の雪に冬の訪れを急かされて、今週は、計画的に作業を進めることができた。
3パターン、長石と灰の調合比率を変えた釉薬の試験を21種。
ゼーゲル式による釉薬の適合範囲から、
(0.1KNaO-0.9CaO)
(0.2KNaO-0.8CaO)
(0.3KNaO-0.7CaO)
となるように、長石(KNaOを含む)と灰(CaOを含む、今回はメロン灰)の酸化物の成分比率から逆算して、構成比率を算出。
ゼーゲル式の理解には化学の基礎知識が必要で、便利な算出シートなども配布されているけれど、復習も兼ねて、約30年振りに分子量やモル(mol)の計算をする自分用の計算式を作成した。30年前は手計算だったから、大変だったが、計算式を一度作ってしまえば、パターンを変えて計算するのはあっという間に完了する。
基本の構成比率で調合したものとカオリン(2%刻み)、珪石(5%刻み)の3成分で釉薬の試験を行う。
昨年試験した時には、基本の構成比率は(0.3KNaO-0.7CaO)に近い一種のみで、カオリン(2%刻み)、珪石(10%刻み)で行って、よい釉調のものを調合してみたが、焼成温度が低かったのか、前回の焼成では貫入と乳濁が入ってしまった。今回は、試験範囲を広げ、焼成温度を30℃上げてみることにした。
過去に別な釉薬でも想定していた焼成温度(過去に父がやっていた時の温度)で釉薬が熔けなかったことがあったため、焼成温度も上げることにした。
テストピースのための本焼きは、あと5時間還元焼成後、24:00に終了する。
3日後の18日窯出し。
先週、6/23(月)のこと。コンプレッサー始動。磁器土にメロン灰の釉薬をかける作業では、釉流れしやすい裏面と釉薬の溜まりがほしい表面の施釉をするため、手掛けした後に、表面にコンプレッサーで霧状にした釉薬を吹き付け、裏面と表面の施釉の厚さを変えている。手掛けは0.40mm厚で、さらに0.40mm吹き付けることで、表面は0.80mmの厚さにする。慣れない作業なので、ひとつずつ厚さをノギスで確認しながら作業を進めていきました。
次の窯では、初めてメロン灰青白磁の器を焼成します。10年目の夏。
