冬はつとめて

朝の寒い時間帯は、暖かい部屋で過ごすようにしている。寒いところは身体もつらいし、エネルギー効率も悪いし、よいことはない。その時間には、ごはんの準備をしたりする。好きだから。そして、プランを資料にしたり、最近は着付の練習に励んでいる。

着付も目的があると、どの着物を着るか、帯などの組合せを考え、実際に着てみるのが楽しくなってくる。今はもっぱら卒業式に向けて、親として訪問着で参列するための着物。いただいた着物で、初めて着るので、なかなか苦戦している。帯の柄がなかなか合わせにくい。柄を合わすことに気を取られて、着付けのポイントがずれてしまって、緩んだり、うまくいかなかったり。

5回目くらいになる今日は、何度かやり直して、やっとまずまずのところ。あとは、帯の柄がもう少し、という思いで、明日以降へ。

そんな、こんなで、こんな朝の時間もいとつきづきし。

青空

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キレイな青空に美しい山並み。この景色に出会えるのがうれしい。この景色は閑かなところから眺めたい。鳥の囀り、風の音、木々が揺れる音、道の滑り具合…日常の中の幸せ。車で走り回って感じることでは見逃してしまうような些細なひとつひとつが大切。そんな小さな価値観を共有できる人たちが周りにいてくれたらと心から思う。砂利道は砂利道でよい。新しいものより、古くて使えるものを直しながら大切にしたい。

いろいろ思う。そして、手を動かす。少しずつ、少しずつ。

今日はケールのサラダを食べよう。

同型問題〜ー

今朝、自分のために、とても満たされた朝食の準備を終えて席に着いた時にふと思いついた変なことを記しておく。

昨日は日中イベントに参加し、夜は初めて北海道に来るという義従兄弟夫妻を招いて、我が家で食事した。幸い天気にも恵まれ、星空も見られて、タクシーを待つ間に焚き火もすることができた。その夜の準備や片付けはほぼ夫がしてくれたので、朝乾いた食器を収納したり、ひと仕事してからの朝食である。

前置きが長くなってしまったが、そういう作業をしている時、今何時か?ということを忘れて無心に作業してしまうことがある。先ほどこの思いつきを残しておこうとスマホをみて、はじめて「ああ、もう8:30か」と時刻を意識した。朝食の準備も含めて1時間以上作業していたことになる。

先日、時間の管理をもっとシビアにしてほしいと言われたので、そのことが引っかかってもいるのですが、何かに集中している時、今何時か?ということが抜けることがある。そして、作業中は小さな時計を近くに置いたり、アラームを設定したり、注意深く意識しないと、容易に時刻を確認できなかったりもする。

そのことを考えていると、ふと、これはお産も一緒だな、と感じた。お産は誰もがいつ産まれるかわからないと思っているから、それがいつになっても許容できるが、例えば、家事に関しては、毎日やって当たり前という潜在意識から、家事をいつ中断し、他の用を足すことは当たり前に可能であり、そのタイミングもいつでも可能と思ってしまう。

短時間の家事(主として子どもへの夕食作り)は、かなり頭を使い、手順を考えながら行う作業。

これは、お産と同じくらい時間の意識を超えてしまうこともあり得ると私は思う。

さあ、朝ごはんを食べてしまおう。

父のテストピース

今はなき名古屋工業技術試験所(現在は、国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センターに組織再編)で陶芸の基礎を学んだ父・岩井孝道のテストピースは、父が廃業を決めて、片付けをした時にその多くを処分してしまったのですが、どういうわけか残したいと私の弟(当時22歳くらい)が選んで段ボールに箱詰めしていたものがいくつか残っています。

彼がどういう基準で選んだか、全く適当かも知れないのですが、メロンの灰を使った磁器の試験の初期のもので父が自ら行ったもの(1992年ころ)、その後少し経ったもので父の指示で、私が大学生のころ、アルバイトで行い、ゼーゲル式を使って電卓をたたいてモル数を計算し、原料を調合した試験(1995年)、弟が同じくアルバイトや学校の自由研究で行ったメロン灰青白磁の試験(2006年ころ)など、不思議と参考になるものが残っています。

1992.7.8 無貫入灰釉 岩井孝道
調合割合
1995年ころ、磁器土でのりんご灰釉試験 父の指示のもと計算・調合・施釉
調合割合
メロン灰青白磁の完成 父の指導で弟が試験

色の変化も綺麗なので、うまくディスプレイしたいなと思っていますが、試験としての成果を残したままうまくディスプレイする方法を探したいと思っています。

付記、弟と私は釉薬の試験をしていますが、間にいる妹は、違うタイプで、友達をたくさん連れてきて、当時父が進めていたメロン灰づくり(特に一番大変な灰を細かく篩う作業など)に貢献していました。なかなか一人でできることではありません。

そして、父の後年のプランには、メロン灰の白磁というものもあったよう。実現には至りませんでしたが、無限の組合せから、どれを採用するか、それが次の釉試験の原動力なのかな、と思います。

私のささやかな野望としては、微妙な発色の変化に影響を与える植物灰を構成する酸化物について考察できたらと。

メロン灰の基礎試験

天草陶石を使ったメロン灰青白磁の基礎試験を始めました。ベースは、天草陶石(九州産の磁器土)と比較材料として、今、りんご灰釉で使っている信楽系の新特こし土の2種。

第1回目の試験は、長石と灰の共融点(釉薬がよく熔けている試験片)を見つけるのが目的です。5%刻みで調合した釉薬を乳鉢に入れ、少なめの水を入れてよく擦り混ぜてから、濃度を調整し、磁器土と陶土のテストピースに付けます。

テストピースは、素焼き後、水拭きし、焼成後に区別できるように、裏面に番号を付します。その後、下部や側面に釉薬が付かないように撥水剤を予め塗っておきます。

180目の篩で篩った昔のメロン灰
ナンバリングして、撥水したテストピース。左側が陶土、右側が磁器土。同じ釉薬でも染み込み具合が異なる。
計測中。メロン灰がグレー、長石が白
乳鉢でよく擦り混ぜる
テストピースを乳鉢に入れ、施釉

この後、比較テストとして、りんご灰でも同じ試験を行い、焼成後、試験の結果を見て、次の段階に進んで行く予定です。

次回以降の試算