バス旅

久しぶりに朝のバスで市街まで来た。本当は、朝から出かけるほどのことはなく、用件は13:30〜なのだが…如何せん、ちょうどよいバスがなく、間に合うためのバスは10:10発という嘆かわしき現実。このバスの運行時間帯は、ほぼ30年前と大きく変わっていないと思う。何年か前にデマンドバスになって、コースが短くなったことを除いて。7時台、10時台、15時台、16時台と1日4便、予約制のデマンドバスは、日常的に使うには、不便である。

不便だと何度も伝えているし、そういう声も多いようだが、改善される見込みもないのが悩ましい。

良いところを伸ばしていけたらとつくづく思う。

帰りのバスに乗る時には何を思うだろう。

行きのバスからの眺め1

行きのバスからの眺め2

帰りのバスに乗り遅れそうになりながら

今日思ったことは、ムリに何かをしようとする必要があるのかな、というコト。

冬はつとめて

朝の寒い時間帯は、暖かい部屋で過ごすようにしている。寒いところは身体もつらいし、エネルギー効率も悪いし、よいことはない。その時間には、ごはんの準備をしたりする。好きだから。そして、プランを資料にしたり、最近は着付の練習に励んでいる。

着付も目的があると、どの着物を着るか、帯などの組合せを考え、実際に着てみるのが楽しくなってくる。今はもっぱら卒業式に向けて、親として訪問着で参列するための着物。いただいた着物で、初めて着るので、なかなか苦戦している。帯の柄がなかなか合わせにくい。柄を合わすことに気を取られて、着付けのポイントがずれてしまって、緩んだり、うまくいかなかったり。

5回目くらいになる今日は、何度かやり直して、やっとまずまずのところ。あとは、帯の柄がもう少し、という思いで、明日以降へ。

そんな、こんなで、こんな朝の時間もいとつきづきし。

青空

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キレイな青空に美しい山並み。この景色に出会えるのがうれしい。この景色は閑かなところから眺めたい。鳥の囀り、風の音、木々が揺れる音、道の滑り具合…日常の中の幸せ。車で走り回って感じることでは見逃してしまうような些細なひとつひとつが大切。そんな小さな価値観を共有できる人たちが周りにいてくれたらと心から思う。砂利道は砂利道でよい。新しいものより、古くて使えるものを直しながら大切にしたい。

いろいろ思う。そして、手を動かす。少しずつ、少しずつ。

今日はケールのサラダを食べよう。

解禁

父が後半に取り組んでいた仕事として、メロンの蔓や葉を自ら燃やして作った灰を精製したメロン灰による釉薬づくりがあります。植物の灰を釉薬に使う灰釉でもメロンを使う方は少ないと思います。父がメロンを使うことになったきっかけは、東京で個展をした時に、窯のある住所が北海道夕張郡長沼町ということで、夕張ならメロンをやってみたら?という提案だったとのこと。

同じ夕張郡栗山町の農家さんの協力で、厳密には夕張メロンではないもののキングメルティという夕張メロンと同じ品種のメロンが収穫された後、蔓と葉を乾燥させて、専用の炉で燃やすことで得た灰です。収穫後の作業で、ビニールハウスの中で栽培されたものを集めるため、北海道とはいえ、とても暑い中での作業でした。

そのメロン灰を父は陶器と磁器の両方に使い、磁器の方は「メロン灰青白磁」と名付けました。偶然にも、その色合いが薄く緑がかった色で、メロンのイメージと一致することから、「メロンだからメロンのような色になるのですか?」などと聞かれることもありました。これに関しては、メロンの表面の色が高温で焼いた陶磁器の色にそのまま現れることはなく、土と釉薬に含まれる元素の組合せや焼成温度や焼成方法(酸化焼成か還元焼成)により決まります。

天草陶石にメロン灰の釉薬を掛けた「メロン灰青白磁」は、後半の父の仕事の主軸となっていきました。今、私が使っているりんご灰釉は、父がメロンの灰を使うようになる前に使っていたものです。ゴールデンウィークには、近所の農家さんにトラックを借りて、冬の間にりんご農家さんが剪定したりんごの枝を薪ストーブで燃やした後の灰をもらうため、仁木町や余市町のりんご農園を何軒も回って灰をいただきました。子どもの頃にどこかに遊びに連れて行ってもらった記憶はなく、このゴールデンウィークに灰をもらいにトラックで遠出をする、というのがちょっとした楽しみでもありました。

そんな灰は、集められ、質のよいものを水簸し、釉薬の原料として保管できるように処理していました。

父が病気で作陶できなくなった後、器づくりを始めるきっかけとなったのは、これらの灰の存在でした。

とはいえ、まずはりんご灰を安定して使うことができるようになること。そして、もうすぐ平均余命から人生の半分を迎えようという先日、父からメロン灰の使用許可が出た。いずれはやりたいと思っていたので、驚きの一瞬。そう簡単にはいかないだろうけれど、楽しみです。

メロン灰青白磁
残雪の無意根山

成形完了

今回の素焼きのための成形は完了したので、冬の間作業していた居間の作業台や簡易的に段ボールで作っていた乾燥スペースや道具類をひとまずあるべき工房へ片付けることにしました。

今日は暖かく、今までサボっていた除雪、灯油の給油タンクやガスや水道の検針のメーターの近くも雪が積もっていたので、道をつけていると、楽しくなってきて、屋根の雪が落ちてたまっているところを崩したり、1時間半くらい夢中になってしまいました。

雪降ろしは1人でやらないように、というけれど、天気もあるし、いいタイミングで日中作業するとなると、1人でやらざるを得ない。

そんな作業を共同でできる仕組みがひとり世帯が増えると必要だと感じます。

先日の寒い日の雪
最後に作った四方皿。高台が八角形になっています
ガレットとミルクティー

今回は、初めて挑戦したティーポットとティーカップがどう仕上がるかが楽しみです。