継承することの意味

昨年、伯父が長く続けてきたお茶屋さんを廃業しました。このお茶は取り扱っていた最後の知覧茶(鹿児島県)です。

ペットボトルのお茶が進出してから、お湯を注いで飲む茶葉の売り上げは激減したそうです。

継承ではなく、廃業という選択をしたのは、いろいろな理由があったのでしょうが、やはり、日本人のお茶離れ(ペットボトル化)が大きかったのではないかと思います。

伯母が私がお茶好きであることを覚えていて、最後の何点かを送ってくれました。

工房も含め、家にいる時間が長いせいもあって、よくお茶を飲みます。

煎茶には殺菌作用や整腸作用があるとお気に入りの八女(福岡県)のいりえ農園さんから伺いました。

昔は茶殻を畳の拭き掃除に使ったとか。

ライフスタイルが変化しても、日本らしく暮らしていきたいものです。

今回の二人展では、着物で在廊しました。

不慣れな着付けで見苦しいところもあったかも知れません。それでも、箪笥の肥やしにしておくよりは、機会あるごとになるべく着物を着たいと思っています。

以下は、私の名前の由来になっている志村ふくみ先生のサイトです。三世代まで継承されておられます。