撥水

今朝の馬追丘陵は深い霧に包まれている。日没の時刻も早まり、日が昇る時刻も着々と遅くなってきているのを感じる。今日は、昨日より、冷んやりした風が漂っている。

濃い霧の中に隠れるマオイ

連日の猛暑で、灰がいい感じで乾いてきて、あと一息というところまできました。9月にはまた新しい灰が藍染めの纏祝堂さんから譲ってもらうことになっているから、今水簸中の灰も早めに乾燥まで進めたいところ。

本焼きの熱で水分を飛ばしたところ
好天の中、3日ほど天日干し
天日干し5日目。乾燥して色が変わってきた。最後はまた本焼きの熱でカラカラにする。

日の出とともに空の色が変わってきました。

霧と青空の共存

昨日は、りんご灰釉の施釉に向けて、撥水(はっすい)作業をしました。灰釉は流れやすい上薬なので、撥水作業にも気を使います。器にもよりますが、高台(底)から約4mmの部分に撥水剤という釉薬をはじく有機溶剤を塗っていきます。

手がぶれないように緊張して作業を進めていきます

私の窯は10kWという小さな窯なので、いかにうまく窯詰めするか、シュミレーションしながら、詰める器を決めていきます。

楕円鉢の立体的な隙間にギリギリ入る2枚の長方皿

今回は、楕円鉢や小さな六角鉢など新作もあるので、楽しみです。

小さな六角鉢